牧羊の産業において、ボーダーコリーの右に出る牧羊犬は存在しない
と言われるほどに能力の高い犬種として重宝され、
現在も世界中の牧羊が盛んな国々で活躍をしています。
犬種としてとりわけ目立った外見的特徴が他のコリーたちよりも少なく、
ドッグ・ショー等の表舞台とは無縁な犬種でした。
その歴史に大きな華を飾ることなく、
働き者としての評価を伸ばしてきたボーダーコリーは
まさに作業犬の代表格と言って差し支えありません。
長い間、日陰の存在であったボーだコリーですが、
思わぬところで人々の注目を浴びることになりました。
近年盛んに開催されるようになったワーキングの競技会で
度々ボーダーコリーが上位に食い込んだのです。
当時競技会で初めてボーダーコリーを目にしたという愛犬家やブリーダーも数多く、
ボーダーコリーの知名度をいっきに引き上げる結果となりました。
ボーダーコリーが作業犬としてその身に秘めた魅力を
競技において発揮された所以であり、
彼らのエネルギッシュで知的な精神が多くの人たちに評価されたからに他なりません。
そんなボーダーコリーは、日本の家庭環境下での飼育が難しいとされながらも
一般的に飼育されるメジャーな犬種の仲間入りを果たしたのです。
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア
トイプードル
牧羊犬としての能力の追求を目指して交配を繰り返されてきたボーダーコリーは、
非常に労働力に溢れた体力自慢な犬種です。
作業をこなす犬種としてその性格は従順で機敏、非常に利口です。
牧羊犬として重宝されている他、犬の競技会の高順位に食い込む常連犬で
ボーダーコリーがいかに知的な犬種であるかを物語っています。
人間の複雑な指示にも的確に理解し行動する事が出来、
彼らの可能性は留まることを知りません。
しかし、その活発な性格故のトラブルもあります。
牧羊犬としての性か、周りの動くもの、
とりわけ走る車や自転車を反射的に追いかける場合があり、
交通事故に遭うボーダーコリーが年間を通して報告されています。
特に日本国内における交通事情を考慮した場合、
彼らが事故に遭う確率は高く、休日はドッグ・ラン等の施設で
思いっきり走らせてあげる事がストレス発散と共に事故防止につながります。
また一般的にボーダーコリーは人見知りをする傾向が強く、
面識のない初対面の他人や子供たち、
同性の他犬種に対して攻撃的な態度を取る事がしばしばあるため、
飼い主が日頃から注意を払っておく必要があります。
そのため、ボーダーコリーのしつけに関しては
「マテ」「トマレ」等の静止を呼びかける訓練が大切です。
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
今から10世紀前からその交配が進み、
早くから現在の姿と能力を保持していたとされるボーダーコリー。
他のコリー種であるラフ・コリーやシェットランド・シープドッグとは違い、
牧羊犬としての能力と気質のみを追求して生み出された犬種であるために、
その外見は非常にシンプルであり、また外観やサイズの統一性に欠けるため
犬種としての公認が世界中で遅れていました。
現在の規定としては、サイズは中型犬に属し、
体高さはオスが53cm、メスはそれよりもやや低いとされています。
牧羊犬として交配を繰り返されてきたため、その正確は従順で非常に利口で
犬の中では最も知能の高い犬種であると言われています。
また類稀なる運動能力とその活発さから
――ハイパーアクティブ――つまりは超活動的であるとの異名を持っており、
ボーダーコリーという犬種の能力が世界中で高く評価されている証しでもあります。
潜在的に優れた労働力を持っているこの犬種は、
現在多くの国々で活躍しているのです。
このように非常に頭のよく優れた犬種ですが、
正しい訓練を行なえない飼い主には手に余る犬種となってしまう可能性があり、
飼育をする際にはそれなりの知識と覚悟を持って挑む必要があります。
現在の家庭事情でどこまでボーダーコリーの飼育に適した環境を用意できるか、
慎重に判断して飼育に臨みましょう。
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
柴犬
作業犬として特化したボーダーコリーの毛は、
他の犬種と比べても比較的地味な印象を受けると思います。
その能力だけを追求し生み出されたボーダーコリーは、
ドッグ・ショーのような美しさを競うイベントとは無縁な歴史を歩んできたためです。
しかしこれは決してボーダーコリーという犬種が、
その風貌において他の犬種に劣っているというわけではありません。
他の犬種が生き物としての美しさを保持しているのならば、
このボーダーコリーは機能美をその体に内包していると言えるでしょう。
そんなボーダーコリーの毛色はブラックアンドホワイトが基本で、
その他レッド、チョコレート、ブルー、ブルーマール、セーブルと多種多様ながら、
いずれも白と組み合わされたシンプルなものです。
中にはアイリッシュスポット(四肢先端部やネックおよび頭部の白い部分)と
呼ばれる箇所に、ぶち模様が入ることもあります。
毛の質は長毛のダブルコートがスタンダートですが、
中には短毛――スムースコートの個体も存在します。
またその硬さについてもいくつか種類があり、
ややうねったカール状の毛や、ストレートの毛を持つ個体まで様々です。
この犬種を飼育する際は、どのタイプの毛質の仔犬を選ぶのかも
楽しみの1つになるでしょう。
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
ラブラドールレトリーバー